■ 金属加工
RSD-SUNMAXのような200W以下の出力のCO2レーザー彫刻機は、波長の関係で金属への直接の加工はできません。 一般的に200W以上のレーザー加工機ならば、金属への直接の加工が可能になると言われています。
通常、金属への直接の彫刻・マーキング加工を行いたい場合はCO2レーザー加工機ではなく、YAGレーザーを使用します。
RSD-SUNMAXシリーズで金属にマーキング加工を行う場合は、金属彫刻剤を表面に塗布して行います。金属彫刻剤「RSD メタルマーカー」を使用してレーザー加工を行えば、金属の種類を問わず、マーキングを施すことができます。
アルマイト、塗装された金属、被覆金属、コーティングを施された金属には、直接マーキングできます。これは塗装や表面処理をレーザー加工によって除去することにより、金属生地が表出するためです。表面色と金属生地色によって、加工後のコントラストは変化します。
金属への、型番、シリアル番号、バーコードなどのマーキングや、名入れなど、使用範囲は多岐にわたります。
逆に、金属生地には加工ができないという特性を生かして、フラットケーブルの被覆剥きに使用されることがよくあります。これはケーブルにレーザーを横断するように照射させることにより、被覆だけを切断します。芯線はレーザー照射によって変化しないので、専用工具を使った手作業よりも素早く、そして確実に被覆剥きをすることができます。