■ ガラス加工
RSD-SUNMAXシリーズは、ガラスへの彫刻に使用されます。
ガラスを切断する用途には、通常「レーザーガラス切断機」と呼ばれる別種のカテゴリに属する専用のレーザー加工機が使用されます。CO2レーザー加工機でも切断は可能ですが、ガラスの組成によって熱衝撃によって粉砕される場合があり、ガラスへの入熱をコントロールしながら加工する専用の「レーザーガラス切断機」が使用されます。切断加工の際に破砕しないガラス素材であれば、RSD-SUNMAXシリーズでも切断加工が可能です。
ガラス素材は、その組成によって、彫れ方が大きく異なります。ガラスによって、加工設定の調整が必要になります。
ガラスを深掘り加工する際には、レーザー加工機ではなく、サンドブラストを使用します。サンドブラスト用のマスキングの製作には、RSD-SUNMAXシリーズが最適です。
RSD-SUNMAXシリーズをガラスの加工に使用するメリットは以下のとおりです。
- 素材に触れずに加工を行う、非接触加工です。
- 刃やドリルなどの接触型切断ツールのような磨耗がありません。交換作業にかかる時間が必要なく、また経済的です。
- 接触型切断ツールのように加工箇所に圧力がかからないため、薄い素材であっても破損する心配がなく、微細な加工を行うことが可能です。
- 刃やドリルなどの接触型切断ツールのような磨耗がありません。交換作業にかかる時間が必要なく、また経済的です。
- RSD-SUNMAXシリーズの制御用ソフトウェアLaserCutには写真などの画像データをアミ化し、彫刻ができる機能があります。他の画像加工用ソフトウェアを使用せず、写真を彫刻できます。
- コップ・グラス・ビンなどの円筒形素材に対しては、回転加工機をお勧めします。回転加工機を使用すれば、円周上にレーザー彫刻を行うことができます。
ローラー式回転加工機
3爪式回転加工機
上の画像はローラー式回転加工機を使用して、日本酒の一升瓶に全周彫刻したものです。 (QS-6040 出力30 速度 200 走査間隔 0.1)
弊社ではレーザー加工用クリスタルガラス素材の販売を行っています。
RSD-SUNMAXシリーズを導入いただいたお客様には、ガラスの加工方法などの技術情報を提供いたします。クリスタルガラス素材につきましては、こちらを参照してください。