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■ 加工 フラットケーブルの被覆剥き

金属は彫りにくいという特性を生かし、芯線を傷つけず、ハーネス類の被覆のみを切断することが可能です。ケーブルの種類に合わせた特殊な工具を用意する必要が無く、汎用的に作業が可能となります。


下記例では、SUNMAX-25Hを使用し、40芯フラットケーブルの被覆を剥きます。


一般的な40芯フラットケーブルを用意する

レーザー彫刻用のフラットケーブル
作業に使用する40芯フラットケーブルです。一般的なフラットケーブルです


レーザー彫刻機にセットする

位置合わせ治具にケーブルの端を当てる
垂直になるように位置合わせを行います。フラットケーブルの場合、表裏の両面にレーザー照射を行いますので、芯線方向に対して垂直にしないと、表裏で切断面がずれてしまいます。


ケーブルに対して垂直方向に一度走査する

レーザースポットに人体が触れないように注意する
レーザーを垂直方向に一度走査します。これを表裏両面行います。

※ 被覆の材質、厚みによって、レーザー出力を変更してください。


被覆を手で引っ張り、芯線を露出させる。
両面を走査した後、SUNMAXから取り出し、少しだけ剥く部分を手で引っぱり出した写真です。
被覆のみが完全に溶断しており、スムーズに被覆を引っぱり出すことができます。
不完全切断部分による部分的な被覆の引っぱりもありません。


フラットケーブルの被覆剥きは完成です。レーザー彫刻機ならば簡単に素早くできます。
被覆を完全に剥がしました。
芯線へのダメージは一切ありません







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