■ 加工の可否(素材条件)についての質問
※ 文章・内容は一般的、汎用的なものに変更しています。
※ カテゴリ分けの都合上、内容を重複して掲載する場合があります。
■ 加工の可否(素材条件)について
RSD-SUNMAXシリーズでどういった素材に加工することができますか?
ファイバーレーザーは鉄、ステンレス、アルミの切断や文字入れマーキング、CO2レーザーはゴム・アクリル・ガラス・コルク・皮革・木材・紙・石材など、全ての素材に加工可能です。
co2レーザーで、金属の塗装面やアルマイト処理などをけがくことは可能です。
また、RSD メタルマーカーを使用すれば、co2でも金属生地に対してマーキング加工が可能になります。
「RSD-SUNMAXシリーズ 加工可否表」を参照してください。
アクリルをカット(切断)することはできますか?
アクリルは何ミリまで厚さをカットすることが出来ますか?
はい、可能です。
切断厚は出力数、加工スピード、焦点レンズの種類により異なります。
60W機の場合、加工速度を遅くすると1回の切断加工で30mm程度までカットすることが出来ます。スピードは遅くなります。こちらを参照してください。
25Wタイプで皮革の切断加工は可能でしょうか?
革の種類、処理、厚みによって異なりますが、ほとんどの場合、25Wで切断は可能です。
アルミの切断はできますか?
はい、IPG社製発信機を使用することで今までできなかったアルミ高反射材の切断ができます。
もちろん鉄、ステンレスも可能です。
アルミに文字が入りますか?
はい、ファイバーレーザーなら切断しない程度の出力で線文字加工ができます。
co2レーザーで金属へ直接彫刻・切断することは可能ですか?
200W 以下のRSD-SUNMAXシリーズは、金属への直接の彫刻・切断はできません。
たとえアルミ・ホイルのような薄い素材であっても彫刻・切断はできません。
金属の塗装面やアルマイト処理などをけがくことは可能です。
また、RSD メタルマーカーを使用すれば、金属生地に対してマーキング加工が可能になります。
アルミ、ステンレス、鉄に切断可能ですか?
IPG社製なら上記3種類可能です。RAYCUS社製は安価なのでアルミの切断は出来ません。
プリント配線板(ガラエポ、紙エポ板厚1.6mm銅箔35um)に切断、穴あけ、銅箔のみ切削など行いパターンの形成が可能ですか?
銅箔の加工はできません。ガラエポ、紙エポ板などの基材への切断、穴あけは可能です。
10ミリ〜12ミリ程度の水晶玉に、漢字や梵字は刻印できますか?
UVレーザーにて水晶やアクリルなど、透明な素材にマーキング加工可能です。
ガラスを切断できますか?
co2では、できません。
下地のアルミに 0.2mm〜0.3mm の 薄板(木材)を貼ったものにレーザ彫刻したい。 薄板部分は除去し、アルミは削らない。
co2レーザーで可能です。アルミの下地はレーザー照射の影響を受けず、木材のみ加工されます。
貝(貝ボタン)に文字はかけますか?
はい、CO2レーザーで可能です。
CO2は金属を除くほとんどの素材に加工ができます。
ただし、貝のような天然素材は組成が安定していない場合があり、仕上がりが均一ではない場合があります。
アクリル、PMMAの切断加工はできますか?
はい、CO2で加工できます。
ホウケイ酸ガラス、石英ガラスの彫刻はできますか?
はい、CO2レーザーで加工できます。
割れやすい素材はスピードを上げる(最大300mm/s)か、出力下げて加工する必要があります。
シリコンは彫れますか?
はい、co2で彫れます。
しかしシリコン含有量によって、彫りの深さが変化します。加工素材の組成によっては、ほとんど彫れない物もあります。
セラミックは加工できますか?
co2レーザー、FL30/FL50で彫刻は可能です。
co2で切断はできません。
アクリルにはキャストと押し出し材がありますが、どちらを使えばいいですか?
通常、co2レーザー加工を行う場合は、キャストを使用します。
キャストは押し出しと比較して、コストは高くなりますが、熱に強く溶けにくいため、溶解による変形が発生しにくく、切断面がシャープに加工できます。
また彫刻を行った場合は、彫刻表面が、キャストは白くなり、押出は透明になる、という違いがあります。キャストは「彫る」感じですが、押し出しは「溶かす」という感じになります。
しかしながら、押し出しを使用して、要求加工品質を満たすことができれば、あえて高価なキャスト材を使用する必要はありません。
アクリル重ね合わせ切断実験のwebページなども拝見し, 厚みのあるものを切断する際に, 焼けを嫌うために出力を絞り, ステージの高さを調整しつつ複数回なぞる加工をイメージしたのですが, そういった加工は可能か, 及び, 有効そうと考えられますでしょうか?
加工時間はかかってもいいので工夫次第により, 切断実験のページで紹介されている断面以上のきれいな断面を狙える余地はありますでしょうか? それともどういう加工条件にしたとしても切断時には概ね同程度になってしまうものなのでしょうか?
加工素材に依存しますが、可能性はあります。
単純なスプレーを塗布した金属被加工物にレーザーで加工しその加工によって塗料の塗膜を剥いで, その部分に腐食液でエッチング (剥げていない塗装の部分はマスキングとして) するようなことができるかを想像しているのですが, 塗膜のある金属に加工なさった事例はあるでしょうか?
イメージしているのはフォトレジストのような感じです. 実際に微細加工としてフォトリソグラフィを行うわけではなく, マスキングの作成手段としてレーザー彫刻で行えないかという模索になります.
(御社webのアクリル製ネームプレートの加工例に近いです)
彫刻時に対象面がどれくらい熱くなるか等, ご意見をお聞きしたいです.
co2レーザーで金属塗装面をケガくことは可能です。
ラッカー塗装して塗装を剥がす加工は、行うことがあります。
レーザースポットの発熱については、わかりません。